85歳の老ピアニストは楽しそうに演奏をして喝采を浴びました。

前日に私の居住地のJR最寄駅のそばで83歳の翁が歩行途中で気絶したのを介助した時に、丁度一年前に同じように前方にバッタリと倒れてしまった彼女のことを思い出したのですが、そのピアニストによるピアノ演奏をたっぷりと堪能しまっした。

10年ぶりに会場で会った彼女の義弟によると、昨年の転倒事故での後遺症が全くなく、その後も元気にピアノ演奏を中心として生活されて、昨晩の演奏会に向かわれているとのことでした。昨晩の演奏会には例年になく聴衆の数が多く、東京文化会館の小劇場の椅子の8割ほどが埋まっているぐらいの大盛況でした。おそらく、私と同様の心境で、彼女の健康状態を知りたいとの好奇心と、高齢でも止むことを知らない情熱を応援したいとの気持ちで、今年の演奏会に参集したので、会が盛り上がったのでしょう。

選曲が良かったのか、円熟した演奏技能がそうさせたのか、ゆったりした余裕のある雰囲気が醸し出され、また、年齢を感じさせない指さばきに私は魅了させられました。彼女の演奏会で従来になくリラックスさせられる気分で、2時間弱の独演を楽しみました。

恐らく、この調子で、彼女は永年現役で通されるでしょう。私も何だかんだ励まされた感じを持ち帰りました。

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