カラスとスズメしか見られないのが不思議です

 これだけ周辺が高い木々に囲まれているのに、鳥の種類と数が少ないことに2~3週間ぐらい前から気付いていまして、奇異に感じています。随分先のブログでトンボ、チョウチョとかセミがいないと書きました。その後もセミは皆目、トンボは1匹だけ一回、そして、ちょうちょうは2~3回それも一匹だけしか見ていません。昨年11月に下調べに来たときは雁のような鳥が群れで草原で餌をついばんでいましたから、当地には当然多様な鳥が生息したり飛来してくると思っていたので、なにやら殺風景に感じ始めていたのです。

 昨日、近所の郵便ポストに手紙を投函した後、大学の図書館に行く途上の静かな住宅街の並木道を歩いていた時も、日本よりも体の大きさが一回り小さいカラスと、数が少ない、それでも、体の大きさは日本のスズメより一回り大きいスズメを横目で見ながら、脇の森の中を見透かすように歩きました。丁度、反対側から犬を散歩させながら近づいて来た人(最初は十代の男性かと思ったら中年のスリムな女性でした)に通りすがりの挨拶をしてから、「こちらに住み始めて1ヶ月になるのですが、大きな公園まであるこの町にはどうして鳥がいないのでしょうか?」と尋ねてみました。彼女はケゲンな顔をして、「鳥ですか・・・いない訳ではないですよ、事実私の家の庭には幾種類もの鳥が来ます」「そう、5kmぐらい離れたところに、鳥の保護区があり、傷ついたフクロウまでがいます」と言って、どうのように行けばよいかを、私が車を持っているか、自転車はどうか、ならばバスで行くといい。昼の弁当を持参した方がよい」「日が登る前の薄暗い早朝とか、日没後の晩なら鳥がねぐらに戻ってくるから、鳥のいることが分かります」と教えてくれました。

 何となく、私の期待しているイメージと合わない返事なのです。鳥がいない訳ではない、でも、住民の身近にはいないみたいです。森や公園を散歩していたら頭上で鳥の鳴く声がする、そういう所であって欲しいと私が思っているからなのです。「カラスが飛んでくる日中は、鳥はどこかに避難して隠れているのだから、早朝に探しに行かなくてはダメよ」ということでは、自然の中に人間の生活があるというのではないと思うのです。

 もう少し、調べてみますが、昆虫についても、鳥についても、少し期待が外れた気がします。傷ついたフクロウが治療されているところを見るのも悪くはないのですが、このバンクーバーの郊外で、こういう発見は意外なのです。私の居住していた横浜の方がもっと自然が残っているように思えるのです。これではカナダに来た甲斐がないではないか、何としても、町に鳥がいない理由を解き明かしてみたくなりました。

Comments

1通の返信 to “カラスとスズメしか見られないのが不思議です”

  1. 山田秀樹 : 2010-08-23 9:41 AM

    以前にイギリスに赴任した人から聞きましたが、イギリスでも虫の鳴き声が聞こえない(認識しない)そうです。
    日本はセミ、それも数々の種類の鳴き声を聞き分けていますが、イギリスでは虫の音も雑音(ノイズ)として認識していないのかもしれません。まして虫の声に種類があると考えているとは思えません。
    自然との共生といいますが、それはあらゆる種を認め、大切にすることです。人間が考える意識下だけではないはずです。
    カナダでの虫の声、虫を飼う習慣、虫の声と生活についても、市民の感覚を知りたいです。

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